蓄電率や取り出せる電気の量はどれらい?
ここからはポータブル電源の蓄電率を比較していきます。
まず、エナーボックス450の最大消費電力は400W以下の電化製品に使えます。
450というのは恐らく消費電力の合計が450Wですよ、ということですね。
キャンプで使用している1,5号炊きの炊飯器があったので実際にお米を炊きながらiPhoneを充電し、さらに扇風機を回してみました↓
1.5号の炊飯器が230W +スマホ充電(USB) 15W+小型扇風機32W=合計277W
これに144Wの液晶TVも試しに稼働させてみたところ合計421W。
問題なく作動しました∑(゚Д゚)
そして稼働時間。
炊飯器は保温状態、スマホの充電、扇風機強風回しっぱなし、テレビも付けっぱなし状態で、約8時間の稼働でスイッチが落ちました。
ポータブル電源恐るべき性能。。。
『PowerArQパワーアーク3』『Jackery (ジャクリー) ポータブル電源1000』の両機種はもっと大容量なので、さらに沢山の時間稼働させることが可能ですね(理論上は)
バッテリーの寿命について
「バッテリーの寿命」が一番重要なところ。
結論から言うと、毎回全部の電気を使い切ってフル充電を1回と考えて、そのサイクルを500回繰り返すとバッテリーの性能が少しずつ減っていきます。
使い方にもよるとは思いますが、例えばスマホやガラケー、ノートパソコンを何年も使ってるとフル充電してもすぐに減るという現象が起きてきます。これはバッテリーの寿命ということですよね?
これと同様にポータブル電源のバッテリーにも寿命があり、どのポータブル電源も約500回のサイクル(充電ゼロの状態から満充電を1回)で充電性能が落ちてバッテリーの寿命ということになります。
使用することには問題は無いが、充電の減りが明らかに速いなどの不具合はあるでしょう。。。
しかし、搭載されている冷却機能や制御システムの違いによっては、使える長さが変わってくるので
「安全」かつ「長く使える」という点において安い製品はおすすめしません。
何度も書いているように「安全性」が非常に重要です。保管時に火災など起きない「三元系リチウムポリマー電池」を搭載している製品を私は選びましたo(`ω´ )o
それだけエネルギーを蓄えているバッテリーですから、安全性が重要です。
蓄電維持能力について
蓄電維持能力とは満充電の状態をどれくらいの期間維持できるかということです。
ちなみに「エナーボックス450」は満充電の状態から3ヶ月後に約5%減少します。。
「えー減るの、、、!?」
と思われますが、他社製品だと6ヶ月で約20%は減少するものがほとんど。エナーボックスは3ヶ月で5%だから×2で約10%といったところでしょうか。
これを見る限りでは、先述したBMS(バッテリーマネジメントシステム)が働いて他社製品よりも蓄電維持能力は高いと思われます。
しかし、どの製品でも定期的な充電をする事で緊急時にフルで使えるので管理をこまめにするのが必要です。
そこは仕方ないポイントだと思いますが、今のところ完全に自然放電を防ぐ製品は無いです。
使い方のコツとして3か月に1度、電気料金の節約と動作確認も兼ねて、普段使う家電をポータブル電源で賄い、1度全部使い切ってから再び満充電にする使い方がオススメですね( ´Д`)y━・~~
防水機能はあるのか?
防水性能がどれくらいなのかも気になるところ
結論「エナーボックス450」には防水機能はありません。。。
しかし!!
「ENERBOX-SP」という2020年のモデルには防水機能を搭載しています!!
防水性能について公式サイトに丁寧に記載されているので、ぜひチェックしてみてください。
防水規格IP44とは
IP規格は、専門機関が国際防水防塵試験規格 EN60529基づいて試験を行い、その結果によって定義されます。ENERBOX-SPは防水規格IP44に合格しており、レベルは「防沫」になります。防沫レベルとは「いかなる方向からの水の飛沫(水しぶき)によっても有害な影響を受けないとされております」
LATITA公式サイトより
使える電化製品
災害時や停電時に使える電化製品のワット数をリストにしました。
携帯充電 15w | デスクトップパソコン 150~300w |
無線LAN 6~15w | ノートパソコン 50~120w |
テレビ 120~250w | 扇風機 50~60w |
冷風扇 20w | 冷風機 60w |
加湿器 20~320w | 小型冷蔵庫 300w~ |
電気毛布 50~90w | 小型ファンヒーター 250~400w |
DVDプレーヤー30~40w | ゲーム機器 25~300w |
使用する前に電化製品のワット数を確認して使用しましょう。
※ちなみに400Wを超えた製品で間違えてスイッチ押しても壊れはしません。「エナーボックス450」は先述した『BMS』バッテリーの制御システムが働いて電気を自動でシャットダウンしてくれますのでご安心ください。
まとめ
結論、保管時の安全性と蓄電維持能力がネックになってきます。
留守中や就寝中にポータブル電源が発火して家が火事になるとか最悪なので、何よりも安全性が1番重要です。
惜しい点もあります。
国産と公式ホームページではセールスポイントにしてるのに、製品にはmade in chinaの文字が!(T ^ T)
これについて即刻問い合わせました。
ラチタジャパンの回答ーーーー
「製品の企画は日本で行い製造は海外工場(中国)に委託していますが実質国産です。徹底した管理のもと製造していますのでご安心ください」とのこと。
んー、製造も国産なら安心、、、惜しい😫
おまけ的な情報ですが、防災安全協会の推奨品に選定されています。
エナーボックスと純正のソーラーパネル 「LACITA citasr-01」が同時に推奨されています。
災害が頻繁に起こるとどうしても不安になりますよね。最近ではトイレットペーパーが無くなったり、小麦粉が無くなったり、除菌用アルコール、マスク、、あれこれ準備したくなると思いますが、まずはライフラインである電力を安全に確保することをおすすめします。
今回はここまでです、アウトドア関連やDIYの方法なども書いています↓
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