第76回エミー賞で「SHOGUN 将軍」が歴史的18部門受賞の快挙!!
2024年9月15日(以下、現地時間)にロサンゼルスのピーコック・シアターで開催された授賞式で、ドラマシリーズ部門にて作品賞や主演男優賞に真田広之、主演女優賞をアンナ・サワイが獲得し、日本人で初めて主要部門の受賞を果たした。
この記事でわかること
「映画 SHOGUN」
・どこで見れるのか?公開日は?
・「アンナ・サワイ」の経歴
・真田広之さんの授賞式でのスピーチ内容(英語にてスピーチ)
・原作について
・豪華キャスト陣
どこで見れるの?公開日は?
アンナ・サワイの経歴/
もう1人突出して取り上げられているのが主演女優賞の「アンナ・サワイ」さんです。
急上昇で注目を浴びている彼女の経歴をまとめました!
「アンナ・サワイ」
(別名:澤井 杏奈、さわい あんな、1992年6月11日 – )
ニュージーランド出身の女優、歌手、ダンサー。
日本の女性ダンスボーカルグループ・FAKYの元メンバーである。ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント所属。
来歴・出演作
1992年6月11日、ニュージーランドに生まれる。幼少期をニュージーランド、香港、フィリピンで過ごす。この為、日本語と英語が堪能。現在は拠点を海外に移して活動中。
2002年、10歳の時に父親の仕事の関係で日本に移住した。
2004年、来日2年目の小学校6年生12歳の時に一万人の応募者の中から舞台ミュージカル『アニー』の主人公に選出された。
2006年12月29日、『avex audition 2006』の最終審査に合格し、エイベックスに入所。
2009年11月25日、アメリカのアクション映画『ニンジャ・アサシン』でスクリーンデビューし、反抗的な10代の女性忍者で、オズヌ忍者の一族から逃げようとして処刑されるキリコを演じた。
2012年、日本の5人組女性ボーカルグループ「ARA」のメンバーとして音楽活動を開始。
2013年7月29日、日本の5人組女性ダンスボーカルグループ「FAKY」のリーダーとして再デビュー。約5年間の活動を経て、2018年12月20日、女優としての夢を追求することを理由にグループを卒業した。
2019年11月、アメリカのウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメントと契約を締結。
2019年11月21日、イギリスのBBCによるクライムドラマ『Giri / Haji』に出演。
2021年6月25日、アメリカの人気アクション映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に出演。
2022年3月25日より、Apple TV+のドラマシリーズ『パチンコ – Pachinko』に出演。
2023年11月17日より、Apple TV+のドラマシリーズ『モナーク: レガシー・オブ・モンスターズ』に出演。
2024年2月27日配信開始のディズニープラスSTARオリジナルシリーズ『SHOGUN 将軍』(真田広之が主演とプロデューサーを務めた)にヒロイン・鞠子役で出演。同月19日、東京都内で開催されたジャパンプレミア試写会に登壇。20日には、東京の徳川家ゆかりの増上寺で開催された来日大ヒット祈願イベントにも参加した。
8月、TC・キャンドラー発表の2024年版「世界で最も美しい顔100人」のひとりに選出。
9月16日、第76回(英語版)エミー賞 主演女優賞(『SHOGUN 将軍』)を受賞した
真田広之さん授賞式のスピーチ内容
■真田広之:作品賞受賞時のコメント(英語にてスピーチ)
I'm proud to be standing here. It's a miracle. Thank you, FX, Disney, and Hulu. To the crew, cast, and everyone involved in SHOGUN, thank you for believing in me and supporting me until the end. This work was a dream project where East and West meet (beyond the wall). It was a very difficult project, but everyone came together as one. Together we were able to create a miracle. And together we can create a better future. thanks so much!
「この場に立てる事を誇りに思います。奇跡です。FX、ディズニー、Hulu、ありがとう。クルーとキャストの皆様、SHOGUNに関わってくれた皆様、最後まで私を信じて、サポートしてくれてありがとう。本作は東と西が(壁を越えて)出会う夢のプロジェクトでした。とても難しいプロジェクトでしたが、全員が一致団結しました。私たちは全員で奇跡を作る事ができました。そして我々は共により良い未来を作ることができます。本当にありがとう!」
I would like to express my heartfelt gratitude to all the people who have inherited and supported historical dramas, as well as the directors and teachers.The passion and dreams I inherited from you have crossed oceans and borders.
「これまで時代劇を継承して支えてきてくださった全ての方々そして監督や諸先生方に心より御礼申し上げます。あなた方から受け継いだ情熱と夢は海を渡り、国境を越えました」
原作について
原作「将軍」は、ディストピア寓話の佳作「23分間の奇跡」の作者や名作映画「大脱走」の脚本家として知られるオーストラリア出身の20世紀の小説家&映画脚本家ジェームズ・クラベルによる1975年発表のベストセラー小説です。
関ヶ原の戦いの少し前の日本に船の難破で流れ着いたイギリス人ジョン・ブラックソーンの視点から、日本を支配する大阪城の主からは見くびられている関東のいち大名ヨシイ・トラナガがライバルの大名イシドウと争いながら台頭していく過程を描く歴史小説(※ほぼフィクション)。
ブラックソーンのモデルはウィリアム・アダムズ(三浦按針)、ヨシイ・トラナガのモデルは徳川家康、悪役キャラっぽいイシドウのモデルが石田三成だそうです。
1980年にも一度アメリカでTVドラマ化されています。
今回のリメイクで真田広之が演じるトラナガを三船敏郎、コズモ・ジャーヴィスが演じるブラックソーンをリチャード・チェンバレン、細川ガラシャがモデルのヒロイン・マリコを島田陽子が演じていました。
豪華キャスト陣
【キャスト】
吉井虎永役:真田広之『ラスト サムライ』『47RONIN』『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
ジョン・ブラックソーン/按針役:コズモ・ジャーヴィス『説得』『Calm with Horses(原題)』
戸田鞠子役:アンナ・サワイ『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』『Monarch: Legacy of Monsters(原題)』
樫木藪重役:浅野忠信『殺し屋1』『モンゴル』『私の男』
石堂和成役:平岳大『Giri / Haji』『Lost Girls and Love Hotels(原題)』
個人的に気になっているキャストさんです!!
なんと日本を代表する名優「平 幹二朗」「佐久間良子」のご子息!!
俳優のサラブレッドという順風満帆な人生かと思いきや、激動の俳優人生を歩んでこられた平岳大さんの演技に注目です!!
戸田広松役:西岡德馬『愛国女子—紅武士道』『娼年』
落葉の方役:二階堂ふみ『人間失格 太宰治と3人の女たち』
まとめ
本作はプロデューサーを兼任した真田が連続ドラマ部門の主演男優賞、アンナ・サワイが主演女優賞、フレデリック・E・O・トーイが監督賞を受賞しており、「クリエイティブ・アーツ・エミー賞」における14部門と合わせて、テレビ番組の単一シーズンとしての史上最多受賞記録となる18冠の快挙!!
ハリウッドならではの壮大なスケールと陰謀渦巻くストーリー、そしてプロデューサーを兼任する真田が徹底的にこだわったリアルな日本の描写が評判を呼び、エミー賞において最多22部門、25ノミネートを果たす快挙を達成。
惜しくも受賞は逃したが浅野忠信と平岳大も助演男優賞にノミネートされるなど、忖度なしの高評価で受賞の結果と言えるでしょう。
日本の歴史を扱った映画がこれほどまでに評価されるのは素晴らしい事ですね。
ドラマシリーズは完結してますが、エミー賞受賞の話題が盛り上がっているので、まだ観ていない方は今すぐ「将軍-SHOGUN-」を観てください!!
本当に素晴らしい内容、真田広之さんのこだわりを堪能できる作品となっています!!
真田広之・主演『SHOGUN 将軍』|予告編